№３「災害OUT・SIDE」災害救援ボランティア活動報告

旭川に行ってきた

災害ボランティアを２０年間遣ってきているが・・・
如何わしい団体も多くあった
「寄付金を集めて個人流用する団体」
「救援物資を換金して懐に」
「地域の飲食業が復興しても炊き出しを止めない」

しかし、旭川から来ていた『大雪りばぁねっと。』は今までにない団体だ・・・

７月３日・・旭川に到着
この団体はNPO法人だとして新聞などでは旭川市が出てくるが
NPO法人の窓口は都道府県だから北海道が出てこないのは変じゃないか？

北海道庁では「北海道環境生活部の事務処理の特例に関する条例」として
北海道庁で行っている業務で知事の権限に属する事務のうち環境生活部が関するモノの
一部を道内市町村に移譲している

その中のヒトツにNPO法人の事務処理を道内３３市町村に移譲しているとの事です

旭川も2011年4月から市内でNPO法人を目指す団体の事務処理を行っている
北海道庁では移譲した先の市町村内の団体資料も各市町村へ移譲したので
個々の団体情報は把握出来ないとの事である


『大雪りばぁねっと。』は平成17年に団体を設立している旭川市内のNPO法人です
大雪山系の環境保全や河川などでの水難事故などの啓発を主に行っているそうだ

団体の活動報告では月一で河川での訓練を行っている

河川訓練という事で旭川市消防本部に話を伺った・・
彼らと合同訓練を行った事などは無かったそうだ
消防が行う訓練を何処で聞きつけたか・・訓練会場に来ていたが
「危ないから近づかないで」って感じだったとの事である
団体代表も旭川消防本部に2度3度来ていたそうで
「札幌では連携出来ているのに旭川は連携出来ないのか？」
って話していたそうだ
7月5日にその札幌の消防本部に話を伺いに行ったが
7月8日に訓練の担当者を交えて話を聞くことができるとのこと
後日報告します

団体の所在を確認しようと報告書に書かれている住所地に行ってみた

旭川市近文町事務所がある
旭川市の西に位置する国道12号バイパスが近くを走る地域

住所地に行くと直ぐに「ココだ」って解った
駐車場に3台の車が止まっていて、その3台のナンバーが岩手ナンバーだった
窓には「絆」と書かれたステッカーも貼ってあった
車両後部には牽引用の器具が付いている





なぜ岩手ナンバーの車両が3台もあるのか？
旭川市も不審を感じて話を伺ったところ
旭川市内のリース会社が車両を購入して使用する岩手県の陸運局でナンバーを取得したそうだ

ご近所で伺うと「事務所は引っ越したらしいよ」って話だが3台の岩手ナンバーは残されている
この団体事務所は2012年から団体副代表になった人が借りていたアパートだ
郵便受けに「引っ越しました」と紙が貼っていた




団体は設立当初の役員が代表以下が2012年度から入れ替わっている

団体設立時の役員の中には同姓同名で旭川市内でNPO法人代表の人物が入っている
救急救命士の資格をもってるとの事である消防とも救急で接点があるな・・・

団体設立時の代表者住所地が解ったので行ってみた
旭川市北門町に団体の所在と代表の所在があるとの事で行ってみた

その住所地は空き地であった
ご近所で話を聞くと、工事資材などが置かれていたそうである

入り口には
「駐車禁止　病院長」って書かれた看板があり
何処かの病院が管理している土地だという事がわかる



旭川には半日だけしか動けなかったので不完全な感じだ
調べると多くの疑問が新たに生まれてくる
報道機関へも取材をしたが
代表者や弁護人とあった印象で
「箸の上げ下ろしまで指図される感じだった」との事である

団体設立時の役員や現在の新役員の人柄や
他団体との連携など団体との接点を調べてみたいと思った

ただ・・団体設立時の住所地は空き地だった事から考えると
東日本大震災に参加後に如何わしくなったのではなく
平成17年の団体設立時から既に如何わしい事務処理を行っていたんだなって思う

東日本大震災の支援途中に役員が総入れ替えした事にも疑問を感じる

今回お会いした皆さんとの合意として
NPO法人の不祥事だった事で今後司法の場に移り真相究明が行われるが
この事により市民活動が変に萎縮してしまう事があってはならないと話すことができた

※写真にはモザイクを入れました
※文中の同姓同名の方が同一人物かは解りません
※記事に問題があれば削除します


文責
災害OUT・SIDE
代表　正村圭史郎
E-mail saigaioutside@yahoo.co.jp